ACX アドバイザー 2011年7月号

太平洋岸北西部エレンバーグ・ティモシーヘイの収穫進行中。

Alfalfa Windrows in Idaho

Idaho Windrows © 2011 - ACX

エレンバーグ・ティモシーヘイの収穫は中盤を迎えていて、品質も平均より上まわっている。長く涼しかった春のため茶色い葉も最少限で、大変きれいな緑色になっている。収穫は1週間以内に終了予定。バイヤーは積極的に買いに回っている。

第1回刈入れ後はティモシーヘイの生産を中止する農家が多くなる見込み。ティモシー生産がどれだけ減るかは見えないが、早期指標によると、2012年向けのティモシー作付け面積は減少の予想。

アルファルファ農家は第2回刈入れを開始。150RFV以上のヘイが、米国酪農家や輸出業者によって積極的に求められている。価格は今のところ第1回刈入れ分と同じか高め。

好天候に恵まれヘイの見かけは現在、大変よい。コロンビア・ベイスンの栽培家はここ2-3週間をかけて刈入れを行う予定。高めの気温は、第2回刈入れに遅れたアルファルファの熟成効果を高めるかもしれない。

太平洋岸北西部のアルファルファは供給量不足のため、全品質のヘイが高めの値段で取引されている。ほとんどの地域で収穫が1ヶ月遅れており、今年の刈入れは1回少なくなると栽培農家は予想している。

需要は現在、生産量に追いついていて、ヘイが農家であまって積まれているという状況ではない。バイヤーは2011年のアルファルファの価格高騰を恐れている。少ない作付け面積、収穫時期の遅延、在庫量の不足が、西部では現実問題として迫っている。

燃料価格が去年より上がっているため、収穫期のヘイ運輸料金を高くしている。7月1日に予定されていた燃料代値上げは実施されず、少しではあるが、海洋輸送料金値下げの動きがある。

サンホワキンバレーのアルファルファ刈入れは遅れる模様。

Alfalfa Farming California

SJV Alfalfa Farm © 2011 - ACX

7月4日の祭日以降、アルファルファ市場は落ち着いている。刈入れは最低45日遅れる模様で、収穫が遅れ、ヘイが伸び過ぎている畑もある。開花や湿気によるストレスで茶色になっているヘイもある。

サンホワキン・バレーでは第3回刈入れが終わり第4回目が先週始まった。現在価格は低めだが酪農家は相変わらずかなりの高価格を払ってでも、ユタ州、ネバダ州の高品質アルファルファを買いたがっている。

南部、アリゾナ州、ネバダ州、ユタ州に最近降った雨で市場は混乱している。大規模農家の多くは品質を維持しようと、天候パターンに注意を払っている。華氏100度台後半の気温と高湿度が、綿などのほかの農作物の収穫に悪影響を及ぼしている。

チュラーリの酪農家は徐々にアルファルファを減らし始め、とうもろこしやサイレージ飼料に切り替えている。ネバダのブローカーは顧客の酪農家のために、カリフォルニアでよりよい質のヘイを求めている。

輸出先顧客の中には品質と価格の変動を見るために2回目の現地訪問をしている顧客もある。9~10月には国内市場は今よりかなり強くなると予想される。

小麦わらの収穫が先週始まり、収穫量は大変高く農家での価格は高くなっている。

トゥルースイート・スーダンとパイパー・スーダンの収穫が始まっている。スーダン畑の刈入れは今年は2回のみになる畑がほとんんどの模様。涼しい春の気候と小麦畑の遅い収穫と青刈りが栽培時期を遅らせることになった。

積雪量が多かった上に、高気温で雪がとけ水はまだ十分にあるのが現状。

カリフォルニア北部の収穫は7月中旬から下旬になる。酪農家は通常より多くのスーダンを植えていて、キャッシュフローを作るために輸出業者に売り始めるかもしれない。

ドライランド・オーツの収穫は終わり、ほとんどの作物は売られて移動がすんでいる。今年はドライランド農家にとっては大変よい年になっている。飼料供給が足りない中、ほとんどの農家で年間平均3トンを生産した。

太平洋岸南西部市場は若干弱まりつつあるが、全般には強い市場。

Nevada Alfalfa Farm

Circle Hay Farming in Nevada © 2011 - ACX

7月が始まってユタ州、アイダホ州、ネバダ州の第1回刈り入れ収穫は遅ればせながらも終わりを迎えている。品質は、最高級から雨による被害あり、熟成しすぎのものまでまちまちである。

供給量が少ないため、市場は未だに大変強いが、在庫も増えつつある。ほとんどの農家で価格は高いだろうと推測しているが、これらの地域も第2回刈り入れの間に弱まるかもしれないという見通しもある。

太平洋岸南西部では蒸し暑い天候状況がアルファルファの品質を低下させている。多くの酪農家は非テストのヘイに高い価格を払いたくない、または払えない状況にある。

インペリアル・バレーのいくつかの地域及びアリゾナ州中部、西部で先週いくらか雨が降った。雨量は地域によってばらつきがあったが、モンスーンのような大雨で2インチの雨量を記録した地域もあった。

多くの国内及び輸出飼料購買者は価格と需要のバランスを取るのに苦労している。海外市場は引き続き米国飼料を必要としているが、高価格により需要の低下が懸念されている。そうなると激しい競争が起きたり、代替飼料が取って代わったりすることになりかねない。

しかし今のところ、穀物と石油先物は落ち着いている。アルファルファやその他の飼料もこの先数週間は同じように落ち着くと見られる。

西回りの海洋運輸は2011年前半2四半期は安定していた。輸入シーズンの繁忙に備えて船舶が追加されたりして、時には2009年レベルに近い状態にまでなっていた。

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